見続ける涯に火が・・・

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『見続ける涯に火が・・・―批評集成1965-1977
 中平卓馬 オシリス 2007


結論的にいってしまえば、見るとは、みずからを一本の眼差しそのものと化すことによって、これまで見ていたと信じていた心の投影=見たことの内容・意味をほかならぬこの眼差しの上で崩壊させること、そしてそれを通して私を解体させ、私を無限に創造してゆくことではないか、ということである。(p412)