リビドー経済

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『リビドー経済』
 ジャン=フランソワ・リオタール 法政大学出版局 1997


われわれはリビドー的な帯の無神論を欲望するのであり、その無神論が批判的、すなわち宗教的ではありえないとすれば、それゆえそれは異教的、すなわち肯定的でなければならない。(p9)

考慮すべきことは、われわれがいるところにとどまることであろうが、そこでは騒ぎ立てずに、諸強度の良き誘導体の身体として機能するあらゆる機会を捉えなければならないだろう。声明も、宣言も、組織化も、挑発も少しも必要ではなく、模範的な活動すら少しも必要ではない。諸強度のためになるように隠蔽を作動させるのである。(p403-4)