光の国

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『光の国  あるいはVoyage en Vain
 丹生谷貴志 朝日出版社 1984


―光は何て素晴しいのだろう。それはを照らし、視える様にし、名をあたえ秩序づける。昼の光があるからこそわれわれは言葉を持ち全てを自由にできる。

―闇は何て素晴しいのだろう。闇があるからこそわれわれは昼の労役から逃れ、昼の光の下に支配されていた事物はそれ本来の沈黙の中に帰ることができ、われわれも本来の自分に帰ることができる。(p85)