漂流の思想

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『漂流の思想―マルクスとフロイトからの漂流
 ジャン=フランソワ・リオタール
 今村仁司・塚原史・下川茂訳 国文社 1987


じつは、われわれが離れようとするのは、ひとつの岸辺ではなくて、いくつかの岸辺であり、人びとを引っぱって、ある方向に向かわせるひとつの流れ、ひとつの欲動、ではなくて、多くの衝動、駆動力である。(p12)

批判の外へ、漂流しなければならない。もっと遠くへ。漂流は、それ自体によって批判の終りとなる。(p20)