スピノザと表現の問題

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『スピノザと表現の問題』
 ジル・ドゥルーズ 工藤喜作他訳 法政大学出版局 1991


われわれの認識は常に共通概念を通じてなされるであろう。われわれが努力しうるすべてのことは、総体的に見て悲しみにくらべてより多くの喜びの感情を、受動感情にくらべてより多くの第二種の能動的な喜びを、そして第三種の喜びをできるだけ多くもつことである。問題はすべてわれわれの変様をうける能力を行使する感情の比率にかかっている。つまり、非十全な観念や受動感情がわれわれ自身の最少の部分しか占めないようにすることが問題である。(p328-9)