
『現代日本の精神状況』
見田宗介 弘文堂 昭和40
私の関心をいつもとらえて来たものは、トータルな概念としての時代精神、あるいは民族精神といったものでなく、歴史的社会のうちに生きる一人一人の人間の運命であった。また、人類史の時代の山脈のいわば綾線を形づくる思想家や革命家の思想ではなく、(同様に一人ひとりの個性をもって)われわれ自身とともにある、いわば「民衆」の人生―その苦悩や怨恨や欲望や忠誠や幸福や虚無や決意の種々相であった。(p2)

『現代日本の精神状況』
見田宗介 弘文堂 昭和40
私の関心をいつもとらえて来たものは、トータルな概念としての時代精神、あるいは民族精神といったものでなく、歴史的社会のうちに生きる一人一人の人間の運命であった。また、人類史の時代の山脈のいわば綾線を形づくる思想家や革命家の思想ではなく、(同様に一人ひとりの個性をもって)われわれ自身とともにある、いわば「民衆」の人生―その苦悩や怨恨や欲望や忠誠や幸福や虚無や決意の種々相であった。(p2)