オカルト入門

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『オカルト入門』
 W.E.バトラー 大沼忠弘訳 角川書店 1975


本書の目的にしたがって、われわれは多少独断的になるかもしれないが、議論を節約するために次のように言っておきたい。われわれはすべて、超物理的実体よりなる微細な体を所有し、その微細な体のさまざまの「感覚器官」は、覚めた意識とつながりをもつことができ、そのために、われわれはより微細なる物質の次元で知覚したことを、意識的に知覚しうるようになる。なぜなら、これはかなり確かなことだが、われわれはこれら超肉体感覚の情報を意識的に受けとめていないにしても、心の深層では覚めている時でも眠っている時でも、実際には常にこのような情報群を受けとめているのである。(p8)